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ロペラ軸に圧入することによって生じる摩擦力によっても十分、プロペラに伝達されるよう計画されている。
プロペラ軸のキーみぞに固定されたキーは、プロペラキーみぞの中に嵌め込まれる。キーみぞの船首側の形状は、応力集中を緩和するため、一般に3・17図に示すようなスプーン形状とすることによってキーみぞの角部からのプロペラ軸のクラックの発生を防ぐことができる。キーみぞの船尾端部は切り通しにするのが、一般的であるが、プロペラコーンパート部への海水の侵入の恐れを考慮してプロペラ軸およびプロペラ側のキーみぞとも切り通さない構造とすることもある
この場合、プロペラ軸のキーとプロペラキーみぞとの摺合せがむずかしい欠点がある。

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3・17図 キーみぞスプーン形状の一例

プロペラナットはプロペラ軸にプロペラを圧入した後プロペラを締め付けるものである。通常一般船の場合、船の前進時、プロペラの回転方向は、船尾側から船首側を見て右回転であるこの場合、プロペラナットのねじの締め付回転方向は、左回転(左ねじ)とする。プロペラナットのねじの締め付け回転方向は、船の前進時のプロペラ回転方向と逆方向とし、プロペラ回転時、プロペラナットが締め方向となるよう、ね

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3・18図 プロペラナットの回り止めの一例

 

 

 

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